ひとりツールド山陰、長距離で足がつらなかったのは初めて。
ツールド東北に参加する友人を応援してたら、自分もその気になってきたので同じ日同じ時間に鳥取でも走ってきました。
来年、2015年はツールド東北に出る。
松江城のお堀
コースは約170km、獲得標高2800m、南三陸フォンドに相当(か?)
南部町あたりから境港を目指し、境水道大橋で島根半島にわたり松江へ。そこから八雲町方面へ南下して、伯太町から黒坂までの山岳ルートを越えて、伯耆町に戻る。
Strava - ひとりツールド山陰(前)
Strava - ひとりツールド山陰(後)
※後半ルートに危険個所あり、県境をまたぐ県道105号に道が崩れている部分が二、三カ所あり。車のすれ違いにも気を使う程度の道幅なので、105号の通行は避けた方が賢明。
ちなみに今回は全くグルメ要素がない。ツールド東北のエイドで振る舞われている食事は、さぞ美味しいんだろうなー。「ちくしょー、来年こそは!」と何度思ったことか。
米子バイパス快走、港山公園、境港
6:15 ツールド東北の南三陸フォンドに合わせて、早めにスタート。
6:30 道中の無事を祈る。
6:38 気に入っている道路米子バイパスをルートに組み込んだ。
7:03 港山公園で小休止。
7:56 米川沿いに進み境港に到着。
7:57 推し妖怪は、あかなめです。
8:13 ベタ踏み坂ではなく、境水道大橋で島根県へ。
城下町松江をのんびり散策
9:27 お堀をぐるりとまわる。
9:38 松江は自転車で走りたくなる町。
9:40 宍道湖を眺める。湖岸は夕陽のスポット。
9:46 島根県立美術館で休憩。ロビーに藍染の行灯、夕暮れには灯をともすという。
9:48 夕暮れ時に来たい。
10:06 たしか図書館と行政施設、木漏れ日が気持ちよい素敵な空間。
10:31 松江から少し南へいくと風土記の丘、かんべの里がある。山岳に備えて小休止。
山越えて足立美術館、伯太町
11:15 山を進む広域農道、他にもローディーが走っていた。
11:21 広瀬に入るあたりにある気になっていたこれ、石灯籠っぽいけど、灯りを入れるような空間はない。気になる。
11:33 足立美術館に到着、この時期の庭園も良いが冬の庭園も美しいだろうな。
12:07 伯太町の風車の下で休憩。チューリップの時期には花畑が見もの。
いよいよはじまる山岳
13:26 進むたびに目にしていた「鷹入の滝まで○○km」の看板。行ってみるしかない。
13:29 九十九折りの急坂を覚悟したが自転車ではここまで。
13:33 引いてあった湧水をボトルに詰めて、半分はその場で頭にかけた。
13:37 雰囲気がたまらない山道を行く。
13:57 まだまだ山道を行く。
※ここが県道105号、前述した通り道が崩れている箇所があるので危険です。
14:16 菅沢にある農家民宿かつみや、休憩するのにちょうど良い。今回はご不在でした。
15:27 このまま黒坂へ一度下り、鵜の池まで登る。
ここで鷹入の滝で汲んだ残りの水をかぶる。リフレッシュ!汲んでて良かった!
17:00 このあと矢倉峠を越えて、溝口まで下り日野川沿いに走ってゴール。坂好きとしては大満足です。
起こったトラブル
今回は対処できる範囲内では、万全の装備を整えた。
一度だけトラブル発生、菅沢で前輪ハブをフレームに固定しているナットの緩みを発見。
事故になる前に気づいて良かった。
持ってきていたモンキーレンチで締め直す。同時にブレーキシューのクリアランスも調整。
大事には至らなかったけど、重大なトラブルなので今後は重点監視下に。
一度もつらなかった足
思いのほか快調で走り終わった後にも余力がある。
かつて走ったツールド大山や鳥取サイクルマラソンで必ず足がつっていたが、今回はつりそうな気配はあるもののそのまま最後まで踏めた。
つらなかった要因として考えられるのは三つ。
経口補水液(麦茶)
ゴースト脚
休むダンシング
この順番に効果があったと予想。
足がつる原因は、ミネラルバランスの崩れということなのでとにかく補給してみようと、ナトリウムとして塩を麦茶に混ぜた。丁度経口補水液の濃度になるよう砂糖も混ぜる。
あとはカルシウム。以前に比べ、ヨーグルトをよく食べているし、出発前にも食べた。この効果が数時間に渡るとは思えないが、影響はゼロじゃないかも。
おそらくこのあたりの効果が高かったと予想。かつて足がつったときはスポーツドリンクを飲んでいたから、スポーツドリンクの成分では足りないものがあるのかもしれない。
ただし経口補水麦茶はとても不味いので、精神的ダメージが蓄積する。県道105号と同様にお勧めできない。
- ゴースト脚
ゴースト脚とは、本かネットかでみかけたペダルの回し方に関する考え方で、「太腿を上下させることだけに集中して、膝より下を意識しない」ということ。
以前ふくらはぎがつることが多かったのは、必要以上に力が入っていたことが原因と予想しての対処。くるくる回せる区間では、休ませることができた感覚がある。
- 休むダンシング
筋肉というより体重で登るタイプのダンシングを多用。このおかげで筋肉を追い込まずに済んでいたかも。
この距離と高低差を、余力もって走り切れたのは良い経験と自信になりました。